十二支(干支)

十二支とは

十二支の由来は、中国のいんの時代に 王充おういつという方が年を数える数詞を覚えやすく馴染みやすい動物に割り当てて文献を書いたことに端を発すると言われています。

殷の時代には、日を数える 十干じっかんという数詞が既にあり、十二支と
十干を組み合わせた「 十干十二支 」がのちに干支えととして使われるようになりました。

十二支と十干

【十二支】
子(シ/ね=ねずみ年)、丑(チュウ/うし=うし年)、寅(イン/とら=とら年)、卯(ボウ/う=うさぎ年)、辰(シン/たつ=たつ年)、巳(シ/み=へび年)、午(ゴ/うま=うま年)、未(ビ/ひつじ=ひつじ年)、申(シン/さる=さる年)、酉(ユウ/とり=とり年)、戌(ジュツ/いぬ=いぬ年)、亥(ガイ/い=いのしし年)

【十干】
甲(コウ/きのえ)、乙(オツ/きのと)、丙(ヘイ/ひのえ)、丁(テイ/ひのと)、戊(ボ/つちのえ)、己(キ/つちのと)、庚(コウ/かのえ)、辛(シン/かのと)、壬(ジン/みずのえ)、癸(キ/みずのと)

十二支の民話

十二支は、6世紀頃に日本に伝わりわかりやすい動物をモチーフに民話として民衆に広まりました。

中国を中心にアジア諸国には、十二支にまつわる民話があります。チベットやタイなどでは、ネコが十二支に入っています。

日本には、以下のようなお話が伝わっています。

十二支の民話
むかしむかし、年の暮れのこと。神様が動物たちに次のようなお触れを出しました。

「元日の朝、新年の挨拶に出かけて来なさい。一番早く来た者から十二番目の者までは、順にそれぞれ一年の間、動物の大将にしてあげよう」

動物たちは、われが一番と、めいめいが気張って元日が来るのを待っていました。ところが、ネコは神様のところにいつ行くのか忘れてしまったので、ネズミに訊くと、ネズミはわざと一日遅れの日をネコに教えました。ネコはネズミの言うことを信じて、喜んで帰っていきました。

さて元日になると、ウシは「おらは歩くのが遅いだで、一足早く出かけるべ」と夜のうちから支度をし、まだ暗いのに出発しました。牛小屋の天井でこれを見ていたネズミは、ぽんと牛の背中に飛び乗りました。

そんなこととはつゆ知らず、ウシが神様の御殿に近付いてみると、まだ誰も来ていません。われこそ一番と喜んで待つうちに門が開きました。すると、とたんにウシの背中からネズミが飛び降り、少し走って一番になってしまいました。

こうして、ウシは二番、それからトラ、ウサギ、タツ、ヘビ、ウマ、ヒツジ、サル、トリ、イヌ、イノシシの順で神様の御殿へゴールしたのでした。

ネコは一日遅れで行ったものだから番外で十二支の仲間に入れませんでした。
それでネズミを恨んで、今でもネズミを追い回すのだとか。

十二支のアニメ(まんが日本昔ばなし by YouTube)

十二支の特徴・御守本尊

十二支の動物たちには、それぞれ特徴があり、守護してくださる御守本尊おまもりほんぞんがあります。

御守本尊おまもりほんぞんは、十二支をそれぞれ守護し、御真言マントラを唱えるとご利益があると言われています。

詳細は、「梵字&仏様」のページでご紹介します。

十二支には、それぞれ割り当てられた時間帯や方位、月があり、江戸時代では、子の刻などのように時刻を表す際に十二支が使われていました。

また、十二支には、五行と陰陽が割り当てられています。
五行は、風水の考え方のベースとなる古代中国の哲学思想で、万物は「木」「火」「土」「金」「水」で構成されているという考え方です。

ねずみうしとらうさぎたつへびうまひつじさるとりいぬいのしし

御守本尊:千手観音菩薩せんじゅかんのん
出典:京都・妙法院三十三間堂【国宝】

子年ねどしねずみ)】行動力と財
すぐに子ネズミが増え成長することから、ネズミは子孫繁栄の意味を持っています。


■時間・方位・月: 23時 ~ 1時/北/11月
■五行・陰陽: 水・陽
■子年の西暦: 1912, 1924, 1936, 1948, 1960, 1972, 1984, 1996, 2008, 2020

御守本尊:虚空蔵菩薩こくうぞうぼさつ

出典:岐阜・石徹白大師堂【重要文化財】

丑年うしどし(牛)】粘り強さと誠実
ウシの肉は大切な食料に、力は労働に、骨は文字を刻む大切な材料になり社会を支えます。


■時間・方位・月: 1時 ~ 3時/北東微北/12月
■五行・陰陽: 土・陰
■丑年の西暦: 1913, 1925, 1937, 1949, 1961, 1973, 1985, 1997, 2009, 2021

御守本尊:虚空蔵菩薩こくうぞうぼさつ

出典:岐阜・石徹白大師堂【重要文化財】

寅年とらどしとら)】決断力と才知
トラは身体の毛皮の美しい模様から前身は夜空に輝く星と考えられていました。神秘的なイメージがあります。



■時間・方位・月: 3時 ~ 5時/北東微南/1月
■五行・陰陽: 木・陽
■寅年の西暦: 1914, 1926, 1938, 1950, 1962, 1974, 1986, 1998, 2010, 2022

御守本尊:文殊菩薩もんじゅぼさつ

出典: 奈良・興福寺/【国宝】 文殊菩薩坐像

卯年うどしうさぎ)】温厚で従順
ウサギの穏やかな様子から家内安泰、跳躍する姿から飛躍を表します。



■時間・方位・月: 5時 ~ 7時/東/2月
■五行・陰陽: 木・陰
■卯年の西暦: 1915, 1927, 1939, 1951, 1963, 1975, 1987, 1999, 2011, 2023

御守本尊:普賢菩薩ふげんぼさつ

出典:東京・ 大倉集古館/【国宝】普賢菩薩騎象像

辰年たつどしたつ)】正義感と信用
伝説の生き物・リュウは瑞祥(ずいしょう)と言われ、古来中国では、権力者の象徴とされていました。


■時間・方位・月: 7時 ~ 9時/南東微北/3月
■五行・陰陽: 土・陽
■辰年の西暦: 1916, 1928, 1940, 1952, 1964, 1976, 1988, 2000, 2012, 2024

御守本尊:普賢菩薩ふげんぼさつ

出典:東京・ 大倉集古館/【国宝】普賢菩薩騎象像

巳年みどしへび)】探究心と情熱
執念深いと言われる蛇ですが恩も忘れず、助けてくれた人には、恩返しを行うと言われています。


■時間・方位・月: 9時 ~ 11時/南東微南/4月
■五行・陰陽: 火・陰
■巳年の西暦: 1917, 1929, 1941, 1953, 1965, 1977, 1989, 2001, 2013, 2025

御守本尊:勢至菩薩せいしぼさつ

出典:大阪・安威大念寺

午年うまどし(馬)】陽気で派手好き
人の付き合いが古い動物。人の役に立ち、人間も馬を大事に扱いました。


■時間・方位・月: 11時 ~ 13時/南/5月
■五行・陰陽: 火・陽
■午年の西暦: 1918, 1930, 1942, 1954, 1966 , 1978, 1990, 2002, 2014, 2026
御守本尊:大日如来だいにちにょらい

出典:青森・青龍寺Wikipedia/昭和大仏

未年ひつじどし(羊)】穏やかで人情に厚い
群れをなす羊は、家族の安泰を示し、いつまでも平和に暮らす事を意味しています。


■時間・方位・月: 13時 ~ 15時/南西微南/6月
■五行・陰陽: 土・陰
■未年の西暦: 1919, 1931, 1943, 1955, 1967, 1979, 1991, 2003, 2015, 2027

御守本尊:大日如来だいにちにょらい

出典:青森・青龍寺Wikipedia/昭和大仏

申年さるどし(猿)】器用で臨機応変
山の賢者で、山神の使いと信じられていました。信仰の対象としても、馴染み深い動物です。


■時間・方位・月: 15時 ~ 17時/南西微北/7月
■五行・陰陽: 金・陽
■申年の西暦: 1920, 1932, 1944, 1956, 1968, 1980, 1992, 2004, 2016, 2028

御守本尊:不動明王ふどうみょうおう

出典:東京・高幡山金剛寺

酉年とりどし(鳥)】親切で世話好き
人に時を報せる動物。「とり」は“とりこむ”と言われ、商売などには縁起の良いとされています。


■時間・方位・月: 17時 ~ 19時/西/8月
■五行・陰陽: 金・陰
■酉年の西暦: 1921, 1933, 1945, 1957, 1969, 1981, 1993, 2005,2017, 2029

御守本尊:阿弥陀如来あみだにょらい

出典:高徳院・鎌倉大仏/【国宝】銅造阿弥陀如来坐像

戌年いぬどし(犬)】勤勉で努力家
社会性があり、忠実。イヌは、人との付き合いも古く親しみ深い動物です。


■時間・方位・月: 19時 ~ 21時/北西微南/9月
■五行・陰陽: 金・陽
■戌年の西暦: 1922, 1934, 1946, 1958, 1970, 1982, 1994, 2006, 2018, 2030

御守本尊:阿弥陀如来あみだにょらい


出典:高徳院・鎌倉大仏/【国宝】銅造阿弥陀如来坐像

亥年いどしいのしし)】勇気と冒険
イノシシの肉は、万病を防ぐと言われ、無病息災の象徴とされています。


■時間・方位・月: 21時 ~ 23時/北西微北/10月
■五行・陰陽: 水・陰
■亥年の西暦: 1923, 1935, 1947, 1959, 1971, 1983, 1995, 2007, 2019, 2031

巡る十二支と年男・年女

Pat
Pat

12年に一度、自分の生まれた十二支がめぐってくるけど、その年は何か良いことがあるの?

Yuko
Yuko

生まれた年と同じ十二支の年は、ご本尊ほんぞんである仏様のご加護かごが授けられる縁起えんぎの良い年って言われているよ。

Pat
Pat

生まれ年の十二支の年は、ラッキーなんだね。お正月によく聞く「年男としおとこ」「年女としおんな」と何か関係があるの?

Yuko
Yuko

生まれた年と同じ十二支を迎えた男女は、「年男としおとこ」「年女としおんな」と呼ばれてるの。12年に一度の大きな幸運を手にするチャンスが巡ってくるかも!?

Pat
Pat

じゃあ、2021年の「年男」と「年女」は、うし年生まれの男女?

Yuko
Yuko

そう。2021年の干支は、かのとうし、うし年だからね。ちなみに、丑年には、ご本尊ほんぞんである虚空蔵菩薩こくうぞうぼさつ様のご加護かごが授けられるよ。

Pat
Pat

2021年は、虚空蔵菩薩こくうぞうぼさつ様のおまつりされている寺院に行かなきゃね!

向かい干支

自分の十二支の7つ先の十二支の事を「向かい干支」と言います。
江戸時代より向かい干支のアイテムを集めると幸運が訪れるとの言い伝えがあります。

また、人間関係においても、向かい干支の方とは相性が良いと言われています。

  • 子⇔午
  • 丑⇔未
  • 寅⇔申
  • 卯⇔酉
  • 辰⇔戌
  • 巳⇔亥

十二支のラッキーカラー&おすすめアイテム

【子年】
●水属性のラッキーカラー:濃い青・黒・ダークグレー
⇒子年生まれの方には、黒色がおすすめ。
● ラッキーアイテム:ガラス系のものや海・月などをイメージした絵など。
●守護石:シトリン
【丑年】
●土属性のラッキーカラー:黄・茶・ベージュ・茶緑
⇒丑年生まれの方には、褐色がおすすめ。
●ラッキーアイテム:磁器やレンガ、陶器製など。
●守護石:ムーンストーン
【寅年】
●木属性のラッキーカラー:緑・黄緑・青
⇒寅年生まれの方には、青色がおすすめ。
●ラッキーアイテム:真っすぐな形、観葉植物、タペストリー、木製品など。
●守護石:タイガーアイ
【卯年】
●木属性の卯年のラッキーカラー:緑・黄緑・青
⇒卯年生まれの方には、緑色がおすすめ。
●ラッキーアイテム:真っすぐな形、観葉植物、タペストリー、木製品など。
●守護石:ジェイド(翡翠ひすい
【辰年】
●土属性のラッキーカラー:黄・茶・ベージュ・茶緑
⇒辰年生まれの方には、黄色がおすすめ。
ラッキーアイテム:磁器やレンガ、陶器製など。
●守護石:カーネリアン
【巳年】
●火属性のラッキーカラー:赤・ピンク・紫
⇒巳年生まれの方には、紫色がおすすめ。
ラッキーアイテム:三角形のものやキャンドル、照明など。
●守護石:ヘマタイト
【午年】
●火属性のラッキーカラー:赤・ピンク・紫
⇒午年生まれの方には、赤色がおすすめ。
ラッキーアイテム:三角形のものやキャンドル、照明など。
●守護石:メノウ
【未年】
土属性のラッキーカラー:黄・茶・ベージュ・茶緑
⇒未年生まれの方には、黄色がおすすめ。
ラッキーアイテム:磁器やレンガ、陶器製など。
●守護石:コーラル(珊瑚さんご
【申年】
●金属性のラッキーカラー:白・銀・金
⇒申年生まれの方には、ゴールド色がおすすめ。
ラッキーアイテム:貴金属やきらきら光るもの、機械製品など。
●守護石:クリスタル(水晶)
【酉年】
金属性のラッキーカラー:白・銀・金
⇒酉年生まれの方には、シルバー色がおすすめ。
ラッキーアイテム:貴金属やきらきら光るもの、機械製品など。
●守護石:ブルーレースアゲート
【戌年】
●金属性のラッキーカラー:白・銀・金
⇒戌年生まれの方には、黄色系がおすすめ。
ラッキーアイテム:貴金属やきらきら光るもの、機械製品など。
●守護石:ラピスラズリ
【亥年】
●水属性のラッキーカラー:濃い青・黒・ダークグレー
⇒亥年生まれの方には、グレー色がおすすめ。
ラッキーアイテム:ガラス系のものや海・月などをイメージした絵など。
●守護石:ローズクォーツ
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